う蝕(虫歯)や歯周病などで喪失した歯を人工材料で補う際に、従来では入れ歯や健康な歯を削ってブリッジにする方法を選択するしかありませんでしたが、チタン製あるいはチタン合金製の支柱を顎の骨に埋め込み、それを土台として歯を修復する最先端の歯科医療技術の治療がデンタルインプラントです。
体にも安全面において信頼性のある材質として純チタンを使うプラトン・インプラントのシステムは、日本の臨床医が日本の患者さんの為に生み出した純国産の技術です。
インプラントにする事によって天然の歯と同じような感覚でモノを噛むことが可能です。見た目にも、自然の歯と変わらない為、人と話す時にも不安になりません。
一般的なインプラント手術の場合は2回法の術式になります。
Implant flow
一回目 手術
(インフォームコンセント後)
局所麻酔
インプラントを行う箇所の麻酔を行います。
歯肉切開・歯槽骨掘削
インプラント(人工歯根)を埋める箇所の歯肉(歯茎)を切開し、ドリルで歯槽骨(顎の骨)に埋め込み用の穴を開けます。
インプラント体埋め込み
インプラント体(人工歯根)を固定するように埋め込みます。
インプラント体カバー装着
インプラント体(人工歯根)の頭部分に対してカバーを装着します。
縫合
先ほど切開した歯肉を縫合します。
※数週間後に抜糸を行い、インプラント体と顎の骨が結合するのを上顎なら約3ヶ月間程度、下顎なら約半年間待ちます。
(個人差があります。)
二回目 手術
局所麻酔
インプラントを行う箇所(一回目の手術後)の麻酔を行います。
歯肉切開
埋め込んだインプラント体の頭部分の歯肉を切開します。
アバットメント装着
インプラント体の頭部分に、上部構造(人工歯冠)の土台である部品(アバットメント)を取り付けます。
縫合
部品(アバットメント)の周囲を縫合して完了となります。
※数週間後に抜糸を行い、仮歯をつけます。
縫合した歯肉が定着し安定したら、型どりをして正確な仮歯を作った上で、それをもとに上部構造(人工歯冠)を作ります。
出来上がった上部構造(人工歯冠)をアバットメントにかぶせ、歯の咬み合わせを調整して完成になります。